【解説】キンギョソウの種まきのやり方

キンギョソウの種まきのやり方

キンギョソウの種まきを解説します。以下の順でキンギョソウの種まきのやり方を確認していきましょう。1.キンギョソウの種まきの時期。2.種まきの土を準備する。3.キンギョソウの種まきのやり方。4.種まきの後の管理



本記事ではキンギョソウの種まきを解説します。以下の順でキンギョソウの種まきのやり方を確認していきましょう。
  1. キンギョソウの種まきの時期
  2. 種まきの土を準備する
  3. キンギョソウの種まきのやり方
  4. 種まきの後の管理




1.キンギョソウの種まきの時期

キンギョソウの種は15~20℃で発芽します。したがって、東京などの温暖地では4~5月および9~10月が種まきの時期になります。

しかし、一般的に金魚草は高温多湿には弱く、大抵は1年で枯れてしまいます。そのため、夏が高温多湿となる日本では、1年草として扱われています。うまく夏越しできれば、次年度も花を咲かせます。

このことから、寒冷地のみ春に種まきを行い、東京以南の温暖地では9~10月に種まきを行いましょう。




2.種まきの土を準備する

キンギョソウの種は小さいので、粒が粗い土に種まきをすると、水やりで種が流れてしまいます。そこで、キンギョソウの種をまく土は、粒の細かい種まき用の土を用いるか、赤玉土の細粒を用いましょう。最近は、小さい種でも安心して種まきができるピートバンという便利なグッズがあります。ピートバンを使えば、誰でも簡単に上手に発芽させることができます。




3.キンギョソウの種まきのやり方

始めに、育苗トレーやポットに土を入れ、土を水で湿らせます。続いて、キンギョソウの種をまきます。その後、ごく薄く土をかぶせましょう。こうすることで、種子の乾燥を防ぎ、発芽率を高めることができます。最後に種が流れないようにやさしく水やりをします。このとき、水を張った容器に種まきした容器を入れ、容器の底から給水させると種が流れる心配がありません。

キンギョソウの種は好光性種子です。したがって、光が当たらないと発芽しません。タネまきした後に土を厚くかけてしまうとと、発芽しないので注意しましょう。




4.種まき後の管理

種まき後は種が乾燥しないように、毎日水やりを行いましょう。すると、種まきから1週間ほどで発芽します。発芽後は、日当たりの良い場所で本葉が3~4枚に育つまでは、土が乾燥しないように水やりを続けましょう。

キンギョソウは直根性の植物です。直根性の植物は根をいじられると弱ります。したがって、植え替えを繰り返さない方が苗のダメージは少なくて済みます。

そのため、本葉3~4枚までに育ったら、できるだけ根を動かさないように、移植しましょう。キンギョソウは日当たり、水はけが良い場所で良く育つので、そのような環境に定植します。また、酸性度が苦手なので、天然石灰を混ぜて植えつけると良いでしょう。ある程度大きくなったら、加湿に弱くなるので、水のやりすぎに注意して大切に育てましょう