ユスラウメを解説

ユスラウメ

ユスラウメ

ユスラウメは、ウメに似た実を枝いっぱいにつけて、ウメに似た白または桃色の花を咲かせることからつけられた名前です。とても丈夫で花もよく咲き、細い枝に鈴なりにつく実が、かわいらしく昔から鑑賞樹としても親しまれていいる果樹です。木は成長しても2mくらいと小柄で、狭い庭でも栽培できます

実はサクランボの味に似てみずみずしい甘さと酸味があり、生でおいしく食べられます。もちろん、果実酒やジャムにして楽しむこともできます。

本記事では、ユスラウメの特徴、育て方に加えて、実際に育てているユスラウメの生育情報をお伝えします。


ユスラウメの特徴

ユスラウメは、バラ科の果樹になります。ユスラウメの植え付けの適期は2月~3月。ユスラウメの開花期は4月、実の収穫期は5~6月です。剪定は2月もしくは収穫後の7月に行いましょう。肥料は、2月~3月、7月、10月~11月頃に与えると良いでしょう。


ユスラウメの育て方

ユスラウメを育てるには、日当たりと水はけをよくすることが重要です。植え穴は十分に耕して、たい肥をすき込み、株本が高くなるように植え付けます。植え付け後は支柱をたてて、乾燥を防ぐために根本にわらなどを敷くと良いでしょう。こうすることで元気に育ち、実のつきもよくなります。2月ごろ、骨粉や鶏糞を2握りほど株本に与えます。その他、収穫後と秋には化成肥料か有機肥料で追肥するとよいでしょう。実が赤く色づきはじめたら、次々と収穫できますが、収穫後は熟すのが早いので、すぐに食べましょう

ただ、ずぼらな私は、赤玉土と100%腐葉土を混ぜた土に植え付けて、肥料は特に与えずに育てています。どのように育つかは、下記の生育情報をご覧ください。


ユスラウメの良い実をつける剪定のコツ

実の収穫後、伸びすぎた枝を選定し、できれば幹は一本か、2~3本にまとまるようにします。先端の剪定は、開花する前に伸びすぎた枝を1/3ほどまで切る程度にします。あまり深く切らないようにしましょう。


ユスラウメの病害虫

被害はあまり出ませんが、実が大きく膨らんで落ちてしまう、ふくろみ病に注意します。害虫は、カイガラムシ、アブラムシに対処が必要です。


ユスラウメの生育情報

ユスラウメの苗の購入

ユスラウメの苗木を購入しようと、家の近くのホームセンターを2、3か所見ましたが、残念ながら販売がありませんでした。少し遠出して大規模なホームセンター「ジョイフル本田千葉ニュータウン」まで足を運びました。初めて行きましたが、果樹苗の品ぞろえが他のホームセンターと比べて圧倒的に豊富だったことに驚きました。ユスラウメの苗も販売していた上に、苗木の状態も、ただの棒苗ではなく、枝が充実した苗の販売が多かったです。枝ぶりが充実しているため、購入した年から収穫できそうな予感がしました。購入したのは、赤い実をつけるユスラウメ赤実ユスラウメ」です。

ユスラウメの植え付け

我が家では、ユスラウメを鉢植えで育てることにしました。植え付け後、3月5日の様子です。枝も多い良い苗だったので、花芽がたくさんついています。
ユスラウメの花芽

ユスラウメの開花

ユスラウメの花が3月15日に開花しました。梅に似た可愛らしい少しピンクがかった花です。
ユスラウメの開花

満開のユスラウメ

開花から1週間が経ち、ユスラウメが満開になりました。たくさん実を収穫したいので、綿棒を使って受粉させました。
ユスラウメの花

ユスラウメの葉の芽吹き

その後、約一週間後のユスラウメの状態です。花はそろそろ終わりです。ユスラウメの開花期間は約2週間といったところです。それと同時に、葉の新芽が芽吹き始めました。
ユスラウメの葉の新芽

ユスラウメの花後

花がすべて落ちました。3月31の様子です。花後の新緑もキレイです。
ユスラウメの葉

ユスラウメの実

ユスラウメの花が受粉した後には、緑色の実がたくさんなっていました。綿棒での受粉は問題なくできていたみたいです。こちらは、4月3日の様子です。
ユスラウメの実

ユスラウメの収穫

5月下旬にたくさんのユスラウメの実を収穫することができました。味は、サクランボに似て甘酸っぱく、生食でとてもおいしく食べることができました
ユスラウメの実