坊ちゃんかぼちゃ
坊ちゃんかぼちゃは、手のひらサイズの大きさのかぼちゃで、甘くてホクホクした味わいが特徴です。重さは1つあたり500g程度で、皮の色は黒みどり色です。坊ちゃんかぼちゃは、強粉質で甘く、カロテンが豊富に含まれています。坊ちゃんかぼちゃをレンジで7~8分加熱すると、おいしく食べられるので、調理も簡単です。
本記事では、坊ちゃんかぼちゃについて解説します。坊ちゃんかぼちゃのレシピ、育て方、実際に育てた坊ちゃんかぼちゃの生育の様子を紹介します。
レンジで簡単!坊ちゃんかぼちゃのレシピ
坊ちゃんかぼちゃは、レンジで調理すると簡単においしく食べられます。坊ちゃんかぼちゃをラップでくるみ、500Wで5分間加熱しましょう。その後、竹串などでやわらかくなっていることを確認できたら、半分に切り、種を取り除きます。
食べやすい大きさに切ったら、できあがり!ホクホクの濃厚でおいしい坊ちゃんかぼちゃを堪能しましょう!
坊ちゃんかぼちゃの育て方
種まき
坊ちゃんかぼちゃの種まきの適期は、寒冷地では4月~6月、温暖地では2月~5月です。培養土に1cm程度の深さの穴をあけ、坊ちゃんかぼちゃの種をまきます。土をかぶせ、毎日水やりを行いましょう。本葉が出たころ、1本立ちし、本葉が4~5枚になるまで苗を育てます。
植え付け
坊ちゃんかぼちゃの苗の植え付けの2週間前までに、畑に苦土石灰を施し、畝の全体に完熟堆肥と元肥をまいて良く耕しておきます。幅90cm、高さ10cmほどの畝を立てましょう。
坊ちゃんかぼちゃの本葉が4~5枚くらいに育ったころ、株間80~90cmの間隔に植え付けます。親づる1本と小づる1本を伸ばして、それぞれ畝の両側に伸ばします。
収穫
坊ちゃんかぼちゃの開花後、45日程度で、果皮に爪がたたないくらいに硬くなったときが収穫の目安です。
坊ちゃんかぼちゃの栽培記録
坊ちゃんかぼちゃを種から育ててみました。その成長過程を紹介します。
坊ちゃんかぼちゃの種まき
坊ちゃんカボチャを3月5日に種まきしました。水で湿らせた赤玉土小粒をセルトレーに入れ、深さ1cmの穴に種をまきました。私は普段ガーデニングをメインでやっているので、花の種まきと同じ方法でやってみました。右の列が坊ちゃんかぼちゃの種をまいたセルです。
にょきにょきと芽が出てきました。3月20日です。坊ちゃんかぼちゃの黄色い種の殻が付いた状態で土から顔を出しました。
坊ちゃんかぼちゃの双葉
3月26日になると、双葉が現れました。気の早い私は、この状態で地植えで植え付けをしてみました。
植え付け時に根っこをチェックしたところ、地上部と同じくらい根っこが成長していました。植え付けても問題なく育ってくれそうです。
坊ちゃんかぼちゃの植え付けが完了しました。普段ガーデニングに使っている花壇に、100%腐葉土と天然石灰をすき込み、植え付けしました。ずぼらな私は畝は作っていません。園芸植物と同じように、育ててみることにしました。
坊ちゃんかぼちゃの本葉
植え付けから約1ヶ月が経ちました。4月下旬の様子です。坊ちゃんかぼちゃの本葉が5枚になり、苗が大きく成長しました。苦土石灰の代わりに天然石灰でも問題なさそうです。また、完熟堆肥と元肥を特に入れなくても、100%腐葉土だけで順調に育つことが分かりました。坊ちゃんかぼちゃは、わざわざ畝を作らなくても順調に成長しています。
坊ちゃんかぼちゃのその後
このまま順調に育って、坊ちゃんかぼちゃが食べられると思っていました。ところが、ある朝様子を見てみると、地上部がすべてなくなっているではありませんか。
我が家にはダンゴムシやヨトウムシが出ますので、一晩ですべて食べられてしまったようです。説明書通りの栽培をするよりも、病害虫を注意する方が、よっぽど大事なんだな・・・と教訓を得ました。
人がおいしいと思う野菜は、虫さんたちにとってもおいしいのでしょうね。来年は、害虫に注意しながら坊ちゃんかぼちゃの栽培に再チャレンジしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。