ブラキカム・ゴールドマット
ブラキカム・ゴールドマットは、小さくて可憐な花をたくさん咲かせる常緑の多年草です。花期は長く、春から秋まで開花します。ブラキカム・ゴールドマットの葉は、グリーンゴールド色で美しく、1年中カラーリーフとしても使えます。育てやすく、形がこんもりまとまりやすいので、寄せ植えやハンギングなどにも使いやすい草花です。
本記事では、ブラキカム・ゴールドマットの特徴と育て方をお伝えします。加えて、暖地(千葉県)で実際に育てた成長過程も写真と動画で紹介します。皆様のガーデニングのお役立てください。
ブラキカム・ゴールドマットの特徴
ブラキカム・ゴールドマットはキク科の常緑の多年草になります。花期は4月~11月と長く、ピンクや白の小さな花をたくさん咲かせます。ブラキカム・ゴールドマットは、その名の通り黄金葉の品種です。多年草なので、ゴールドの美しい葉は、一年中楽しめます。
一方で、ブラキカム・ゴールドマットの難点は、株の成長が遅い事です。4月に新芽が芽吹き、9月まで育てた段階で、株の幅はそれほど大きくなりません。直径は15cm、草丈は10cm程度に収まっています。黄金葉品種の多くは、生育が遅い傾向がありますが、ブラキカムでもその傾向は変わらないようです。グランドカバーとして使う場合は、多くの苗を植える必要があります。
ブラキカム・ゴールドマットの育て方
ブラキカム・ゴールドマットの種まき
ブラキカム・ゴールドマットの種まきは、9~10月が適期です。種は小さいので、種まき用の土を使い、タネをまきましょう。秋に種をまけば、冬を越して春には植え付けられる苗になります。
ブラキカム・ゴールドマットの植え付け
植え付けは、4月~6月もしくは9月~10月が適期です。植え付け時に元肥を与えると良いでしょう。
ブラキカム・ゴールドマットの育て方
ブラキカム・ゴールドマットは、日当たりの良い場所で育てます。土は乾きすぎないように注意し、たっぷりと水やりをしましょう。4月から11月までは、毎月1~2回ずつ液肥を与えると、良く成長します。
夏は、花が少なくなります。夏に地面から10cmくらいの高さで刈り込むと、秋にまとまった花を楽しむことができます。また、夏の西日はできるだけ避けると良いでしょう。
冬の寒さは、ー10℃程度まで耐えることができます。耐寒性は高いので、暖地では問題なく冬越しできます。
ブラキカム・ゴールドマットの成長記録
3月20日 ブラキカム・ゴールドマットの冬越し
こちらは、昨年秋に購入したブラキカム・ゴールドマットの苗です。暖地(千葉県)で育てていますが、2回の積雪と度重なる霜に耐え、春にはきれいな黄金葉の新芽を出してくれました。
4月2日 ブラキカム・ゴールドマットのつぼみ
4月に入り、葉のボリュームが一回り大きくなりました。よく見ると、小さなつぼみが付いているのが分かります。
4月17日 ブラキカム・ゴールドマットの開花
黄金葉に際立つ紫色の小さな花が開花しました。つぼみもたくさんついていて、8月頃までたくさんの花を次々と咲かせてくれました。
9月3日 ブラキカム・ゴールドマットの秋の開花
8月中はほとんど花が咲きませんでしたが、9月に入り涼しくなってくると、再び花が咲き始めました。紫の花は、11月頃まで咲き続けてくれます。
ブラキカム・ゴールドマットは、美しいゴールドのカラーリーフとして優秀です。それだけでも十分なので、春~秋にかけて紫色の小さな可愛い花まで楽しめるのです。花壇や寄せ植えにおすすめできる草花です。
9月3日のブラキカム・ゴールドマットの様子を動画で撮影しました。株全体の様子が分かるように撮影していますので、ガーデニングの参考にしてください。