風蝶草

風蝶草

風蝶草

風蝶草(クレオメ)は最近人気の出てきた花ですが、日本に渡来したのは明治初期。意外と歴史のある花です。おしべの長い花がたくさん密集している姿から、風蝶草(フウチョウソウ)とも呼ばれます。花は次々と、長い間咲き続けます

ガーデニング仲間から、風蝶草の種をもらいましたので、種から風蝶草を育ててみました。この記事では、風蝶草の育て方、種から育てた風蝶草の成長過程を、写真とともに紹介します


風蝶草の特徴

風蝶草はフウチョウソウ科の1年草です。草丈は2m以下で、大型の草花になりますが、鉢植えの場合は大きくならずに、草丈を50cm程度に抑えることができます。風蝶草の花期は6月~10月です。高温と乾燥にとても強く、暑くなるほどよく育ちます。風蝶草は初心者にも育てやすい草花と言えます。夏に花壇を彩る草花をお探しの方に風蝶草はおすすめです。


風蝶草の育て方

風蝶草を種から育てる場合は、春に種をまきます風蝶草を苗で購入した場合は、植え付けの適期は5~6月になります。日当たりの良い場所で、水はけの良い土で育てます。根がデリケートなので、小苗のうちにていねいに植え付けをしましょう。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、週に一回ほど液肥で追肥すると良いでしょう。1m以上に成長するので、倒れそうになってきたら支柱を立てるようにします。翌年こぼれ種からもよく増えます。


風蝶草の種まきの方法

3月27日

風蝶草の種まきをしました。写真の袋に入っている粒が風蝶草の種です。風蝶草の種まきは、水で湿らせた小粒の赤玉土をセルトレーに入れ、種をまきます。風蝶草の種は、発芽に光が必要なタイプなので、土はかぶせないことがコツです。
風蝶草の種まき

4月10日

風蝶草が種から発芽しました。たくさん芽が出ていますので、発芽率は高そうです。風蝶草はこぼれ種で増える、と言われるだけの繁殖力があります。
風蝶草の種の発芽


風蝶草の苗の植え付け

4月17日

風蝶草の双葉がたくさん発芽しました。まだ本葉は出ていませんが、せっかちな私は、植え付けをしました
種から育てた風蝶草の双葉
植え付け時に、クレオメの根っこの成長をチェックしました。根っこの長さは地上部と同じくらいに見えますが、細い根っこが何本も出ているのがわかります。
風蝶草の根の成長


風蝶草の成長記録

5月25日

種から育てた風蝶草の双葉を植え付けて、約1ヶ月が経ちました。本葉がでて、大きく成長してきました
風蝶草の葉

6月11日

風蝶草の茎の先端に、つぼみがつきました風蝶草はつぼみの形もキレイですね。風蝶草の葉の色は、黄金葉のような明るいライムグリーンなので、カラーリーフとしても使えそうです。
風蝶草のつぼみ


風蝶草の開花

6月18日

種から育てた風蝶草が、開花しました。鉢植えなので、草丈は50cm程度です。草丈が小さいからなのか、1番花だからなのか不明ですが、風蝶草本来の花形とは違い、形が崩れているような気がします。
風蝶草の開花

6月23日

種から育てた風蝶草が満開になりました。茎の先端に、円形になるように風蝶草の花が開いて咲いています。この時点でも風蝶草の葉の色は黄金葉(ライムグリーン)でキレイです。風蝶草は花も葉も、上品は草花でした。来年は花壇のカラーリーフとしても育ててみたいと思います。
風蝶草の花