コバノランタナ

コバノランタナ


コバノランタナは、高いところから垂れ下がるように植栽するのに向いている花になります。コバノランタナを上手く活用すれば、壁や階段を、華やかに彩ることができます。コバノランタナは、花もちが良く、花がらを摘まなくても花が見た目が汚くなることはありません。手間がかからないとても管理が楽な花です。

今回は、実際に育てているコバノランタナの成長を写真と動画でお伝えします。私は、少し高さのある花壇から、しだれさせるようにピンクのコバノランタナを育てていますので、お庭づくりの参考にしてください。


コバノランタナの特徴

コバノランタナは、ランタナと同じような花が一面に開花するほふく性の低木です。花色は薄紫、黄、ピンクなどの単色が多いので、お庭のカラーコーディネートをしやすいランタナになります。花の少ない時期に、たくさん花を咲かせるので、夏に重宝します。私の住む千葉県では、花期は7月~10月です。
ほふく性という特徴を活かして、ハンギングや壁面から枝を垂らして花を咲かせることができます。コンクリートの壁面や、階段のあるお庭には特におすすめできる植物です。
ランタナと同じく、耐寒、耐暑にすぐれ病害虫にも強いので園芸初心者の方も安心して育てることができます。


コバノランタナの育て方

コバノランタナは、日当たりが良く、水はけの良い場所で育てると、花付きが良くなります。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えて育てましょう。私の住まいは千葉県では、昨年購入したコバノランタナは問題なく冬越ししてくれました。2回の積雪と、数回の霜にあたっても冬越しできる耐寒性があります。

ほふく性の低木なので、草丈は~50cm程度に収まりますが、枝が長く横に伸びますので、株間を開けて植えるか、ハンギングの様に垂れ下がるように植栽するのが良いでしょう。

コバノランタナの増やし方

コバノランタナは5月~6月、9月~10月頃にさし芽で増やすことができます。私がコバノランタナのさし芽をした記録は別の記事で紹介していますので、下記の記事をご覧ください。

コバノランタナの成長記録

5月25日

昨年購入したピンクのコバノランタナが無事に冬越しをしました。コバノランタナは、他の草花よりも芽吹きが遅いです。もう枯れてしまったかな?と思っても、辛抱強く芽吹きを待ってみてください。5月に入る頃になって、葉が出てきます。
コバノランタナの葉

7月10日

7月に入り、つぼみが出てきました。枝の先端の両脇に小さなつぼみが2つついています。今年も元気にたくさん花を咲かせてくれそうです。
コバノランタナのつぼみ

7月17日

コバノランタナが開花しました。薄いピンクの小さな花が集まって、上品な咲き方をしてくれます。花もちも良く、花がらを放置しても花が汚くなることがありません。ピンクのコバノランタナは、茎が黒軸になります。シックな黒軸の茎がシュッと伸びる様子は、少し大人っぽい雰囲気を感じさせます。
コバノランタナの花

7月23日

別のつぼみが開花しました。これからの時期、コバノランタナのつぼみは途切れることなく出てきます。長いあいだ、花壇を彩ってくれます。
ピンクのコバノランタナの花

8月7日

満開状態のコバノランタナを動画で撮影しました。株全体が分かるように撮影していますので、ガーデニングの参考にしてください。

8月29日

コバノランタナの枝が伸び、高い位置から、垂れ下がるように育ちました。理想としていた形になりました!薄いピンクの花が壁を覆って咲いてくれています。コバノランタナ1株で、こんなにステキな庭になるんです!
壁を覆うコバノランタナ

10月15日

10月中旬になりましたが、まだまだ咲き続けてくれています。コバノランタナの花期は本当に長いですね。