斑入りアサガオ(紅ちどり)の成長記録

斑入りアサガオ(紅ちどり)の成長記録


最近の夏は暑いですね。ガーデナーにとっては草花が枯れないかどうか、何かと心配な季節になってきました。また、夏に元気に花を咲かせてくれる草花は限られますので、花壇をどう仕立てようか、悩ましい季節でもあります。

ホームセンターで花の種を見ていると、おしゃれな斑入りの葉のアサガオを見つけました。その名も「紅ちどり」。アサガオは夏に元気に花を咲かせてくれますし、斑入りの葉であれば、花がしぼんだ時間帯も明るい葉で花壇を鮮やかにしてくれます。また、つる性植物ですので、鉢であんどん仕立てに育ててもよし、ガーデンフェンスを使って壁面を這わせたり、縦方向に長く育てることもできます。庭の状況に応じて、好きなように仕立てることができるのです。そこで、今年はアサガオ紅ちどり)を育てて、壁面をおしゃれに覆ってみることにしました。

アサガオ(紅ちどり)の特徴

アサガオ紅ちどり)は、東南アジア原産のヒルガオ科のつる性植物です。和名は二ホンアサガオです。赤色の小さな花と、斑入りの小さな葉が愛らしいアサガオです。細いつるにはたくさんの花がつき、開花期も長いので長く花を楽しめます。タキイのラベルを見ると、鉢植えでのあんどん仕立てが適していると記載されていますが、今回は地植えで、ガーデンフェンスに巻き付けて、アサガオで壁面を覆ってみることにしました。

アサガオ(紅ちどり)の育て方

紅ちどりのタネは、春まきです。5月前半が撒き時で、25℃前後が発芽温度になります。6月初旬に植え替えの適期を迎えます。種まきは、日当たりと水はけの良い場所を選び、気温が25℃前後になる時期に種をまきます。1cmほど覆土し、発芽するまで十分に水を与えます。
双葉が開き、本葉が見え始めたら植え替えを行います。タキイのラベルには9cmポットに仮植えし、その後もう一度植え替えをすると書かれています。私はめんどくさがりなので、最初の植え替えで、そのまま地植えにして育てることにしました。その後、つるの伸びに応じて支柱を立てます。今回は、アサガオをガーデンフェンスに巻き付けて育てました。

アサガオ(紅ちどり)の成長記録

5月25日

5月前半にセルトレーに種を撒きました。いつも通り、赤玉土小粒を入れ、1cmくらいの深さにアサガオ紅ちどり)の種をまきました。その後、毎日水をやります。1~2週間で双葉が出てきました。5月25日には、本葉も出てきました。この時点で、本葉の先端が少し色が薄くなっていて、斑入りの葉であることが分かります。
アサガオ(紅ちどり)の種まきと双葉

この状態で地植えに植え替えましたので、根っこの成長をチェックしました。地上部と同じくらいの長さの根っこが成長していることが分かります。これくらい根が成長していれば、植え替えをしても心配ありませんね。
アサガオ(紅ちどり)の植え替え

6月18日

地植え後、約3週間が経ちました。本葉も大きくなり、成長してきました。斑入りの葉がきれいです
アサガオ(紅ちどり)の本葉

7月2日

急につるが伸び始めました。写真奥に設置してある、ガーデンフェンスに向かって、つるを伸ばしています。アサガオ(紅ちどり)は、まるで目が付いているようです。そして、見てください。きれいな斑入りの葉を。紅ちどりは、夏に強いカラーリーフとして、十分楽しめる植物と言えそうです。
アサガオ(紅ちどり)の斑入りの葉とつる

8月11日

ついに、一番花がさきました!少し小さ目の、シンプルな色・形の花です。紅ちどりは、花が小さ目で重くないので、元気に太陽の方を向いて咲いてくれます。
アサガオ(紅ちどり)の花

こちらは、開花した「紅ちどり」の動画です。植物全体も見られますので、ご参考にしてください。

8月21日

1番花から少し経ちました。たくさんの花が咲くようになりました。夏の花壇を斑入りの葉ときれいな花で彩ってくれます。また、つる性植物なので、建物の角に沿わせて仕立てることができました。とっても重宝する草花です。来年もまた、育てたいと思います。
満開のアサガオ(紅ちどり)

8月29日

8月下旬でもたくさん咲いています。建物の壁面を、たくさんの花で覆ってくれます。斑入りアサガオ緑のカーテンのようです。
アサガオの緑のカーテン

最後までご覧いただき、ありがとうございました。